【首都圏外郭放水路】鉄筋結束も体験! 春日部市で高校生と小学生がトンネル覆工工事を見学 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【首都圏外郭放水路】鉄筋結束も体験! 春日部市で高校生と小学生がトンネル覆工工事を見学

鉄筋組み立ての説明を受ける小学生

 フジタは3日と10日、埼玉県春日部市の首都圏外郭放水路第3工区のトンネル覆工工事現場で、高校生と小学生を対象に見学会を開いた。工事や外郭放水路の役割について理解を深めてもらうため、近隣学校に働き掛け実現した。
 3日は県立庄和高校の生徒など15人、10日は市立南桜井小学校3-5年生の生徒など26人が参加し、普段は立ち入ることができない地下50mのトンネル内で工事が進む様子を見学した。
 10日の見学会では、参加した小学生が補強鉄筋を結束線で組み立てる作業を体験。使い慣れない工具「ハッカー」に苦戦する子どもたちに、現場作業員が「1年間練習すると、1つの結束線を結ぶのに1秒でできるようになる」と説明すると、驚きの声が上がった。
 当日、先頭に立ち説明した監理技術者の小林聖忠外郭二次覆工作業所所長は、見学会の終了に際し参加した小学生に向け「1日50、60人が各自の役割で力を合わせて安全第一に日々施工している。ご両親にも今日学んだことを話してみてください」と呼び掛けた。
 現場は、春日部市不動院野地地先で2017年5月から工事が進む「H28外郭放水路第3工区トンネル覆工工事」。06年度に完成した放水路のシールドトンネルの恒久的な耐久確保に向け、長さ772mで1次覆工の内面に場所打ちコンクリートによる2次覆工を施す。3月末の完成を予定している。

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