工事に携わった技術者や技能者の名前を「銘板」で残す取り組みが広がりを見せる中、神奈川建設重機協同組合の戸田和吾事務局長が、アーカイブサイト「i-Build(アイビルド)」を提案し、話題を呼んでいる。工事に携わった全従事者の名前、年齢、居住地、作業内容などをウェブ上でいつでも見られるサイトで、29日に開かれた神奈川県魅力ある建設事業推進協議会(CCI神奈川、会長・鈴木祥一神奈川県県土整備局長)の総会で提案した。
さらに、「閲覧者はほとんどいないかもしれないが、本人や家族、友だちが見る。全国初、CCI初の技術者の誇りに寄り添った施策を神奈川から展開してはどうか」と強調するとともに「i-Buildの進化は、建設キャリアアップシステム活用の呼び水にもなり得る」との持論を展開した。