【来場3400人】「職人祭」が宇都宮で! 祝いの風習知る「模擬上棟式」では大勢の家族連れが参加 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【来場3400人】「職人祭」が宇都宮で! 祝いの風習知る「模擬上棟式」では大勢の家族連れが参加

 建設業のさまざまな仕事体験を通じて、一般の人々に職人や技能への理解を深めてもらう「第4回職人祭」が3日、宇都宮市の二荒山神社前バンバ広場で開かれた。とびや鉄筋、大工、左官などの専門工事会社が体験ブースを出展。昔ながらの祝いの風習を知ってもらう「模擬上棟式」も行われ、多くの家族連れでにぎわった。

大勢が詰めかけた模擬上棟式

 職人祭実行委員会の委員長を務めるユウケイ工業の梅田賢一代表取締役は開会前のあいさつで、「われわれの仕事は日本の未来を造る仕事。このことを本日来場してくれるすべての人に伝えたい」と思いを込めた。
 職人祭は、実体験を通して職人の仕事を啓もうし、手に職を持つ若者を発掘していくことなどが目的。ことしは、▽廣田建興▽R・コーポレーション▽中島塗装▽ユウケイ工業▽新和▽ウィルネクスト▽左建▽間島電設▽阿部総合建築▽ユニファード▽大場工業▽八木沢工業▽カネダ▽石川仮設▽東光送電工事--の15社が参加。足場の組み立て、鉄筋の結束やガス圧接、カンナ掛け、モルタル塗り、重機操作など、さまざまな体験コーナーが用意され、それぞれの職人の手ほどきを受けながら、子どもたちやその親が、日ごろなかなか目にすることのない建設の仕事に触れた。
 模擬上棟式に参加した福田富一栃木県知事は「建設業の各職人の努力があって、建物や道路、橋などができる。その仕事を体験して、職人や技能への理解を深めていただきたい」と来場者に呼び掛けた。そして、未来の担い手である子どもたちの両親には「将来、子どもが建設の仕事に就きたいと言ってきたときには、止めないでください」とお願いした。おひねりやもち、おかしなどをまく模擬上棟式にはたくさんの人が詰めかけ、会場は大いに盛り上がった。4回目のことしは、昨年より1500人以上多い約3400人が来場した。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら