【自家醸造復活】幕末からの代表3銘柄の新酒販売開始! オリコンサル子会社の瀬戸酒造店 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【自家醸造復活】幕末からの代表3銘柄の新酒販売開始! オリコンサル子会社の瀬戸酒造店

 オリエンタルコンサルタンツが、地域活性化事業として2017年4月に100%子会社化した瀬戸酒造店(神奈川県開成町、森隆信代表取締役)が自家醸造を38年ぶりに復活させ、3銘柄の新酒販売を開始した。酒田村と呼ばれるほど酒米栽培が盛んだった開成町の豊かな田園風景の中で実った酒米と、かつての酒蔵に根付いていた酵母を受け継ぎ、幕末から続く同酒造店の代表銘柄を復刻した「酒田錦」、飲み飽きない穏やかな味わいの中に華やかな芳香が感じられる「セトイチ いざ」、町のシンボルでもあるあじさいの花酵母を使ったさわやかな「あしがり郷 月の歌」だ。9日の同町あじさいまつり開園式で披露され、17日までの会期中、来訪者の舌を楽しませた。オンラインショップも同日から開始しており、全国的に話題を呼びそうだ。
 同酒造店は慶応元年(1865年)に創業。蔵人の手配が困難になったことから1980年に自家醸造を中断していたが、オリコンサルの支援を得て酒蔵再建に動きだし、醸造所と井戸を新たに整備して18年から醸造を再開した。
 オリコンサルは17年4月、同町の重要文化財で300年の歴史を持つ古民家、「あしがり郷瀬戸屋敷」の指定管理も開始。神奈川県の未病改善プロジェクトとして、東京農大醸造科学科と連携して「発酵」をテーマとした「食」「社会参加」による「はっこう大作戦」を実施している。隣接する瀬戸酒造店と瀬戸屋敷を拠点に、地域と協働しながら、新たな地域ブランドをつくることで、町の活性化につなげていく。

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