建設コンサルタンツ協会中国支部の若手技術者の会(桑田志保代表)は、未来を担う小中学生に「ドボク」の魅力を伝えることを目的に、土木実験教材アイデアコンテストを開催した。26日には、広島市の復建調査設計別館会議室に応募した若手技術者24人が集まり、各教材の試作・検証を行った上で、コンテスト形式でプレゼンテーションした。
コンテストは子どもたちの夏休みの自由研究の教材となるようなアイデアを事前に公募し、会員各社の若手技術者の個人、グループから▽ペーパーブリッジ▽ストローブリッジ▽紙粘土アーチ橋▽ペットボトルを使った液状化現象実験▽液状化現象実験(液状化実験+対策)▽基礎地盤対策検討モデル▽体を使った簡易測量▽擁壁模型衝突実験▽紙粘土で作るブロック積擁壁▽竹ぐしでつくる土留め壁--の10作品の応募があった。
若手技術者の会の桑田代表は「小中学生にどのように興味を持ってもらうか、作業は煩雑ではないか、安全かなどについて、実際にアイデアを試作・検証することによって気づくことがたくさんあった」と話す。出されたアイデアは、同会のホームページで公開する。