【ARも活用】小柳建設が災害時の情報共有でハッカソン開催 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【ARも活用】小柳建設が災害時の情報共有でハッカソン開催

 小柳建設(新潟県三条市、小柳卓蔵社長)は野村証券新潟支店の協力のもと、6月30日と7月1日にハッカソン「DISASTER HACK」を開催した。災害発生時の現場情報共有システムを改善し、効率的に現状を把握するための新しい発想を生むことを目的としており、会場の野村証券渋谷支店に社内外から集まった現場実務者、エンジニア、デザイナー、留学生ら20人が4グループに分かれ議論し、プレゼンテーションを披露した。
 最優秀プレゼンテーションに選ばれた「チームビクトリー」のテーマは、カメラ一体型ヘルメットを利用した災害状況の動画撮影・共有ネットワークで、作業者の負担軽減というメリットが、人手不足問題の解消に合致していた点が高く評価された。ほかに市民が撮影した写真をリアルタイムに再現する災害状況マップ、AR(拡張現実)を利用した避難訓練ゲーム、平常時は観光案内として機能する避難ルート指示アプリが提案された。
 小柳社長は表彰後に「日本の建設業は高い技術を持ち、アイデア次第で世界を変えられる」と述べ、最優秀案の実用化を検討する考えを示した。