【建コン協北陸】屋形舟からみた土木構造物にわくわく! 信濃川河口を周遊する親子見学会 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【建コン協北陸】屋形舟からみた土木構造物にわくわく! 信濃川河口を周遊する親子見学会

 建設コンサルタンツ協会北陸支部(寺本邦一支部長)は25日、屋形舟「ばんだい丸」に乗って新潟市中心部の信濃川河口付近を周遊する、2018年度の親子見学会を開いた。日本最長の大河川からまちなみを眺めるという貴重な体験に、子どもたちは好奇心をかき立てられたようで、スマートフォンやデジタルカメラを使って橋梁、堤防などをしきりに撮影。社会インフラの歴史、役割について理解を深めていた。
 出航前に寺本支部長があいさつ。「建設コンサルタントはまちづくりのプロ集団であるとともに、社会インフラを点検する“まちのお医者さん”でもある」と説明。その上で「楽しむことを第一に、新たな知識を吸収してほしい」と呼び掛けた。
 船上から佐渡汽船の新潟港ターミナルを眺めた後、柳都大橋や萬代橋、八千代橋、やすらぎ堤などに移動した。
 船内では、北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の藤ノ木沙良さんが見学対象である土木構造物の概要を解説した。新潟地震(1964年発生)の爪痕で、一部橋脚が傾斜したままの昭和大橋にさしかかると、被害の大きさや復旧・復興など当時の様子を伝え、親子ともども聞き入っていた。
 分かりやすい説明が子どもたちの興味を加速させたのか、「鉄とコンクリートの橋の違いは」など大人顔負けの質問を投げ掛け、主催者を驚かせていた。また、乗船中には同協会のPR動画を放映し、支部活動を紹介した。
 降船後は万代クロッシング(地下参道)に移動。萬代橋の歴史を学んだほか、液状化実験を実施した。
 今回の見学会は同局、新潟市との共催。過去最大となる50組128人の応募の中、抽選により10組25人が参加した。

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