【親子インフラ見学会】屋形舟に乗って信濃川河口を周遊! 橋や港湾の役割を学ぶ | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【親子インフラ見学会】屋形舟に乗って信濃川河口を周遊! 橋や港湾の役割を学ぶ

 建設コンサルタンツ協会北陸支部(寺本邦一支部長)は19日、屋形舟「ばんだい丸」に乗って新潟市中心部の信濃川河口付近を周遊する、2017年度の親子見学会を開いた。日本最長の大河川からまちなみを眺めるという貴重な体験に、自然と親子の会話も弾んで、社会インフラへの理解だけでなく、コミュニケーションを深める絶好の機会となっていた=写真。
 出航前に寺本支部長があいさつ。「建設コンサルタントはまちづくりのプロ集団であるとともに、社会インフラを点検する“まちのお医者さん”でもある」と説明。その上で「楽しむことを第一に、いろいろな知識を吸収してほしい」と呼び掛けた。
 最初に佐渡汽船の新潟港ターミナルを訪れ、フェリーが旋回する様子を眺めた。
 続いて、北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の松井渉事業対策官は、見学対象である信濃川や萬代橋、八千代橋、やすらぎ堤、ミズベリングなどの概要を説明した。特に昭和大橋は1964年に発生した新潟地震の爪痕がいまも残っていることから、傾斜した橋脚にさしかかると被害の大きさや復旧・復興で土木構造物が果たした役割を伝えた。児童だけでなく、保護者も聞き入っていた。
 また、乗船中には新潟のご当地アイドル「Negicco」のKaedeさんを起用したPR動画を放映、支部活動を紹介した。
 降船後は万代クロッシング(地下参道)に移動し、萬代橋の歴史を学んだ。
 今回の見学会は同局、新潟市との共催。多数の応募の中、抽選により12組25人が参加した

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