日本建築家協会(JIA)と大光電機は15日、東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスで「第12回建築家のあかりコンペ2018」の公開審査を開いた。1次審査で選ばれた7作品の中から、最優秀賞に佐藤誠司氏と庄司智子氏(ともにバハティ)の「あかりを求めると現れるスタンドライト」が選ばれた。
審査委員長を務めた建築家の手塚貴晴氏は、「長く愛される製品は、性能に加えて、人々の思い入れが必要だ。今回の作品は人の心に訴えかける作品が多かった」と総評した。佐藤氏は「素直にうれしい。これを機に積極的にコンペなどに応募していきたい」とし、庄司氏は「自分ではうまくいかないと思えた部分にも可能性を感じてもらえたことがうれしかった」と受賞の喜びを語った。
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入賞作品と提案者は次のとおり(カッコ内は所属、敬称略)。
〈優秀賞〉
▽線香ライト=坂本史織(武蔵野美大)。
〈DAIKO賞〉
▽HoTaRu=殿村健太朗(芝浦工大大学院)。
〈佳作〉
▽「LUNULA~わたしから照らす~」=松尾兆郎(松尾よしろう建築設計事務所/MAZ-O design-atelier)▽WALL STAND LIGHT=増田忠史(MASS)、蜂谷伸治(ディーナー&ディーナーアルキテクテン)▽PAPER LIGHT=Kenta Akasaki(Kingston University)、ASTRID Vanhuyus(Sabotage Design)▽誘う灯=甲斐大貴(平成建設)。