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【JIA建築家大会2018】「東京五輪は日本建築界の岐路だった」 五十嵐太郎氏、藤本壮介氏、野老朝雄氏が討論

最終更新 | 2018/09/20 16:01

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 日本建築家協会(JIA、六鹿正治会長)のJIA建築家大会2018東京「素なることと多様な相」のメインシンポジウムが14日、東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスで開かれた。建築史家・建築批評家の五十嵐太郎東北大大学院教授の進行で行われた討論では、国内外で活躍する建築家の藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所)と、建築畑出身で東京五輪エンブレムのデザインを手掛けたアーティストの野老朝雄氏が登壇。建築界の現状や課題を縦横無尽に語り合った。

左から野老朝雄氏、藤本壮介氏、五十嵐太郎

 2年ほど前にパリ市に事務所を開設した藤本氏は、「フランスでは、民間の建築プロジェクトでも公共コンペとして扱われ、地域や社会への貢献度が問われる。社会全体から価値ある建築をつくろうという期待と熱気を感じる」と指摘。市長の強力なリーダーシップのもと、24年のパリ五輪を契機にグリーンシティ化や交通インフラの転換などさまざまな変革に挑む同市の姿勢を紹介した。
 また、日本と海外における建築家の立ち位置について、「日本ではもてはやされる一方、過小評価されてもいる」とした上で、コンペの1次審査を通過すれば賞金が用意されている欧米と比較しながら「日本でも価値をつくるためのエネルギーとコストに対価が必要だという考えが当たり前となるよう幼少期から教育しなければならない」と訴えた。
 東京造形大を出てAAスクール(英国)で建築を学んだ野老氏は、「建築はわくわくするもの」と期待感を込める一方、「東京五輪を契機に社会全体が変革しようという意識に欠けている。新国立競技場のザハ・ハディド案が白紙になった時点で10年は停滞した。真剣に将来に何が残せるのかを考えるべきだ」と指摘した。五十嵐氏も「(東京五輪は)建築的な冒険ができる機会だった。振り返ったときに日本建築界の1つの岐路だったとなるのではないか」との認識を示した。
 野老氏はさらに、「東京五輪で取りこぼしたことを25年の大阪万博で取り組む必要があるのではないか」と重ね、万博の誘致実現とその機会を最大限に生かした取り組みに期待を寄せた。
 五十嵐氏は、昨今の建築を取り巻く状況について、「建築家の努力が社会に伝わっていない。復興の現場でも被災者は慎ましやかに住むことが美徳とされ、建築家が努力して同じ予算で頑張ってつくるものがネガティブに捉えられる風潮になっている」と強い懸念を表し、藤本氏も「日本は切り詰めた最小限が機能的という考えが根付いている。豊かに使えるものに付加価値があるという方向に社会全体の意識を変えなければならない」と強調。「価値あるものをつくり続けることで、それを使う人、見た人が次につながるような素晴らしいものができれば、未来になにがしかの価値を残せるのではないか」と、個々の努力である点を時間をかけても積み重ねて線、面に広げていくことが必要とした。
 野老氏は、「JIAは建築への愛がある人が集まっている。それぞれの得意技を集結できるのが建築の良いところだ」と集合知を統合する建築家の活躍にエールを送り、五十嵐氏は、「観光、ツーリズムの目的には建築もたくさん含まれている。金沢は、21世紀美術館ができたことで、建築の力がまちを変えた。谷口吉郎・吉生親子の建築文化拠点施設を整備するなど、高い意識を持って取り組んでいるケースもある」として、より成功事例が見えやすい地方に評価の目を向けるべきとした。

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