日本建設業連合会北陸支部(芦田徹也支部長)は18日、金沢大学と金沢工業大学の学生らを対象にした現場見学会を開いた。
両大学の2-4年生と大学院生約50人が参加。金沢港(金沢市)の岸壁改良工事と国道41号猪谷楡原道路(富山市)の橋梁下部工の両現場を1日かけ見て回った。
富山市内の現場は、神通川を渡河する片掛橋のRC橋脚工事。ニューマチックケーソン基礎工と橋脚の一部躯体工が対象で、清水建設が施工。発注した北陸地方整備局の監督官と清水建設の現場代理人による概要説明のあと現場を訪れた。ケーソン構築に先立ち、基面を整備している状況を学生らは仮設構台から恐る恐るのぞき込んでいた。ある学生は「(工事は)危険はあるが、面白そう。(自分は)ゼネコンに就職するつもり」ときっぱり。「こんな山間の現場で、社員はどこに宿泊しているのか」と待遇を気にして熱心に質問する学生もいた。