【現場見学会】危険はあるけど面白そう! 金沢大、金沢工大の50人が金沢港と橋梁下部工を体感 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【現場見学会】危険はあるけど面白そう! 金沢大、金沢工大の50人が金沢港と橋梁下部工を体感

 日本建設業連合会北陸支部(芦田徹也支部長)は18日、金沢大学と金沢工業大学の学生らを対象にした現場見学会を開いた。
 両大学の2-4年生と大学院生約50人が参加。金沢港(金沢市)の岸壁改良工事と国道41号猪谷楡原道路(富山市)の橋梁下部工の両現場を1日かけ見て回った。

金沢港の岸壁改良工事

 金沢港の現場は、南地区無量寺岸壁を対象に▽老朽化対策▽耐震機能強化▽クルーズ船受け入れ機能強化--を目的に改良工事を行っている。施工は五洋建設・みらい建設工業JV。施工者から事業と工事の概要について説明を受けたあと現場に行き、海上の地盤改良工(深層混合処理工法=CDM)を視察した。学生らは普段目にすることのない巨大なCDM船に圧倒された様子で、「自力で航行できるのか」などと質問していた。また、現場には入社1年目の社員もいて、「毎日が勉強だが、建設はやりがいがある仕事だ」と学生にPRしていた。

猪谷楡原道路の橋梁下部工

 富山市内の現場は、神通川を渡河する片掛橋のRC橋脚工事。ニューマチックケーソン基礎工と橋脚の一部躯体工が対象で、清水建設が施工。発注した北陸地方整備局の監督官と清水建設の現場代理人による概要説明のあと現場を訪れた。ケーソン構築に先立ち、基面を整備している状況を学生らは仮設構台から恐る恐るのぞき込んでいた。ある学生は「(工事は)危険はあるが、面白そう。(自分は)ゼネコンに就職するつもり」ときっぱり。「こんな山間の現場で、社員はどこに宿泊しているのか」と待遇を気にして熱心に質問する学生もいた。

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