【長谷工マンションミュージアム完成】集合住宅の歴史を振り返り、団地やニュータウンの未来を考える | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

公式ブログ

【長谷工マンションミュージアム完成】集合住宅の歴史を振り返り、団地やニュータウンの未来を考える

 長谷工コーポレーションは23日、東京都多摩市の長谷工テクニカルセンター内で建設を進めていた長谷工マンションミュージアムのオープニングセレモニーを開いた。世界や日本の集合住宅の歴史や建物ができるまでの過程などを9つのゾーンで展示する施設で、公開は2019年1月15日から。見学には事前予約が必要となり、12月中旬から長谷工マンションミュージアムのホームページに予約受付の電話番号を掲載し、1日5回1組8人まで受け入れる予定。
 式典であいさつした大栗育夫会長は、「昨年2月に創業80周年を迎え、記念事業として長谷工テクニカルセンターを建設した。この建物の完成にグループの全役職員が喜びと誇りを感じている。マンションミュージアムは、これまで当社を支援していただいた方々への恩返しを考えてつくった。マンションという住まいづくりに対する当社の思いを結集した施設になっている。これからの集合住宅の発展のために貢献し、訪れた人々がマンションへの理解を深めてくれればと期待している」と語った。
 続いて、阿部裕行多摩市長は「多摩市は多摩ニュータウンと切り離して語ることはできない。住民の7割が集合住宅に住んでいるのは、全国の中で多摩市だけだろう。多摩ニュータウンではニュータウン再生のための推進会議を行っており、都営住宅の建て替えや尾根幹線の整備などが動き始めている。そうした中で長谷工マンションミュージアムが完成したことは大変歓迎している」とあいさつした。都市再生機構の中島正弘理事長は、「未来を見据えた会社の戦略が詰まった施設だと感じた。現在、団地の再生がテーマになっている。そこには課題も多いがチャンスもある。マンションミュージアムのような施設を核にして、団地やニュータウンの未来を考える枠組みをつくっていきたい」と述べた。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら