【鹿島・子ども向け体験会】土木のおもしろ座学とコンクリートづくり体験で小学生を魅了 | 建設通信新聞Digital

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【鹿島・子ども向け体験会】土木のおもしろ座学とコンクリートづくり体験で小学生を魅了

 鹿島は10月30日、東京都調布市の技術研究所西調布実験場で、調布市立富士見台小学校5年生の2クラス約60人を対象に見学会を開いた。同研究所は11月18日の土木の日にちなみ、土木学会関東支部と共催で1990年から毎年近隣小学校の児童を受け入れている。ことしは3校から約310人が見学に訪れる。
 見学会では、まず土木とは何か、なぜ11月18日が土木の日なのかなどを座学で説明。続いて橋の種類や仕組みをスパゲティでつくった模型などを使って解説した。
 その後、組ごとに分かれて「コンクリートの事をもっとよく知ろう!」「地震で地面が水になる-液状化現象のしくみ」「音が響く部屋」の3テーマで体験型の見学を実施した。「コンクリートの事をもっとよく知ろう!」では、コンクリートの材料やつくり方を学んだ後、実際にセメントや水を混ぜ合わせてコンクリートをつくってハート型の型枠に流し入れ、取り出すまでを体験した=写真。児童たちからは「歯とコンクリートはどちらが硬いのか」「材料のセメントはどこから来るのか」などの質問が寄せられた。
 見学会終了後、参加した児童に感想を求めると、「コンクリートが意外と簡単につくることができるものだと知った」「トラス橋と桁橋では強度が大きく違うことがスパゲティの模型でよく分かった」などさまざまな声が上がった。

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