【グラスウォール球場】日本ハム新球場の構想発表 北海道のシンボルとなる空間 | 建設通信新聞Digital

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【グラスウォール球場】日本ハム新球場の構想発表 北海道のシンボルとなる空間

 日本ハム、北海道日本ハムファイターズ、北海道ボールパークは5日、札幌市のプレミアホテルTSUBAKI札幌で記者会見を開き、仮称・北海道ボールパーク(BP)構想の概要を発表した。
 新球場のコンセプトは「北海道のシンボルとなる空間の創造」とし、規模はRC一部S造地下1階地上4階建て延べ10万㎡、収容人数は約3万5000人。約160m可動する開閉式屋根を備えた天然芝フィールドとなっている。球場周辺外構部や設備・機器を含めた建設費は約600億円と試算。地下1階に設けるフィールド部は、建設地の高低差を利用した掘り込み式とし、センター後方は高さ60-70m、最大幅180mのガラス張りのグラスウォールとなっている。
 また、新球場周辺には、自然環境を最大限に生かした水辺スペースを設け、キャンプ場などの設備を備える構想を示した。
 質疑応答では、新球場への交通アクセス整備計画について、新駅整備はJR北海道と協議を進めていることを説明。駐車場は、3000-4000台程度収容できることを目安に「BPエリア内外も含めて検討し、最適な配置を考えたい」とした。
 新球場周辺施設の整備に関しては、企業パートナーを募集し新球場開業(2023年春)に合わせ周辺施設を整備していく考えを示した。
 このほか会見では北海道、北広島市、北海道日本ハムファイターズ、北海道ボールパークの4者がボールパーク構想の推進に向けた連携・協力協定を締結した=写真。協定内容は、地域活性化関係ではBPを活用したスポーツ、地域、観光振興、防災拠点の活用など。基盤整備関係ではアクセス道路の整備、鉄道の輸送力強化などとなっている。
 高橋はるみ北海道知事は「アクセス道路の整備や、新球場を活用した地域活性化に向けて連携を強化していきたい」と述べ、北広島市の上野正三市長は「構想実現に向けて最大限サポートしていく」との決意を示した。

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