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【column BIM IDEATHON(2)】Industry4.0と非競争領域

最終更新 | 2018/11/13 15:49

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◆他産業から学ぶ-Industry4.0
 「建設業界のデジタル化は自動車業界よりも10年遅れている」と聞くが、具体的に建設業界と他産業を比較した資料を目にしたことはない。BIM IDEATHONの企画が立ち上がった時、IDEATHONのテーマの1つとして「他産業との比較」を取り上げた筆者たちはIndustry4.0を切り口として産業間の比較を試みることとした。
 Industry4.0とは第4次産業革命を意味し、ドイツ政府が推進する製造業の高度化を目指すコンセプトだ。第1次が機械生産、第2次が大量生産、第3次が生産の自動化に続き、第4次はインターネット、IoT、ロボット化による自律最適生産を示す。建設業界で議論されていることは設計、施工の高度化、つまりIndustry3.0の議論であり、造船や自動車業界ではIndustry4.0を機に産業のイノベーションが起こっているようだ。
 船舶業界ではIoT技術の発達により、船の維持、保全手法が大きく変化したと聞く。気象データ、航海データに加え、機関系センサー、船殻(せんこく/船の構造)モニタリングデータなどのリアルタイムデータを加えることでFMや運航オペレーションの最適化を可能にするスマートシップを目指している。自動車業界は自動運転やコネクティッドカー(例・テスラ)など、われわれもその未来をメディアで見ることができる。船と車の価値はモノからサービスへとシフトしつつある。

◆競争領域と非競争領域
 Industry4.0では競争領域と非競争領域を分けて考え、企業が協業しているようだ。イノベーションに必要なデータベースやプラットフォームを非競争領域として協業して開発し、各社の競争領域であるコア領域は各社が存分に力を発揮するという概念である。自動運転を例にとれば、自動運転に必要な高精度なデジタルマップは非競争領域として共同で開発、共有し、各社特有のサービスは競争領域として競うことで業界のイノベーションを加速させる。
 建設業界ではこの非競争領域での協業にいまだ、着手できていない。各社は独自のシステムを開発し、共有化は進みにくい。BIMにしても設計と施工で分かれてしまう。他分野に比べて、建築分野がデジタル化の波に乗り遅れないよう、非競争領域での協業の意識をわれわれは持たなければならない。
 他産業からわれわれは何を学ぶべきであろうか。自動車業界では「自動運転」、船舶業界では「スマートシップ」と各業界で「イノベーションをけん引するコンセプトの共有」がなされていた。新しい価値を生み出すための技術を開発するために、非競争領域として企業が協業している。対して、建築分野では技術の開発が非競争領域として認識されていないため、各社が固有の名前で呼称する。世界的に見ても日本の建設技術は素晴らしいが、各社が似たような技術を開発している。

◆建築業界が他産業から何を学ぶべきか
 非競争領域での協業に着手するために、「コンセプトの共有化」から始めてはどうだろうか。コンセプトを共有することでデータ連携の標準化等、非競争領域として整備しなければならない技術が見えてくる。
 また、コンセプトの言語化・共有化や非競争領域での協業は日本特有の受け身体制ではけん引できない。ドイツにおいては官民出資の応用研究機関であるフラウンホーファー研究所がIndustry4.0の実現を支えていると聞く。このような官と民の連携の枠組みも必要ではないだろうか。
(安井謙介/日建設計)
〈本連載での「建設業界」と「建築分野」の使い分け〉建設業界=建築・土木の設計や施工の経済行為に関係する業界、建築分野=建物のライフサイクルを通じて関係する諸領域

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