【パフォーマンスもヨシ!】ステンレス製仮設シート結束金具 平興 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

公式ブログ

【パフォーマンスもヨシ!】ステンレス製仮設シート結束金具 平興

 平興(静岡市、平山晃輝代表社員)は、仮設シートを張るためのステンレス製結束金具「SLT」を新たに開発した。ひもに比べ張る手間が約半分で済み、強度が高い。
 建設現場で台風などの襲来に備える場合、足場倒壊を防ぐ仮設シートを一時的に取り外す。しかし、結束ひもを使っている場合、一度ひもを外し、再度付け直すため、手間と時間が必要になる。また、復旧前に比べシートの張り具合が悪くなるなど、見栄えからも改善すべき点は多い。
 同社では、結束に使う素材をひもから金属に変更し特別な形状に設計することで、これらの課題を解決した。金具にはステンレス製の4mm丸棒を使用。はめ込んで使うため、従来の結束ひもに比べ張る手間が約半分で済むほか、結束状態が均一で脱着を繰り返してもシートの張り具合を一定に保つことが可能だ。また、どの角度から風を受けても鋼材の棒方向に引っ張られる設計で、高い強度を持つ。

ステンレス製4mm丸棒使用

結束状態が同じでシート張りが均一に

 ひもに比べ割高だが、時間短縮による人件費削減効果や繰り返し使用できる点などから償却のスピードが早く、全体では経済的にも有利だ。
 同社の平山代表社員は「今回は、建設分野において、強度が高く、利便性や経済性に優れた結束金具を開発した。これまでにもさまざまな製品を世に送り出してきたが、その考えの根本は『世の中にない製品を開発し、利益に変えること』。この結束金具で建設現場の生産性や安全性の向上に貢献したい」という。

◆プラグスペースを吸収し壁面スッキリ
 また、同社は、室内でコンセントがある壁面と調度品の隙間をスッキリ埋める製品を販売中だ。差し込み口を4cmほど壁の奥にセットバックさせ、邪魔なプラグのスペースを壁内に吸収することで、調度品などを壁にピタリと配置できるようにした。無駄な隙間が消え見栄えが良いことから、室内のコーディネートに一役買う製品だ。

4cmの奥行きでプラグスペース確保


 問い合わせは、同社・フリーダイヤル0800-200-1501、または電話054-204-3810まで。電子メール(info@hirakoh.com)

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら