【妹島和世氏設計】「新しい概念、無限の可能性!」 大阪芸大アートサイエンス学科校舎竣工 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【妹島和世氏設計】「新しい概念、無限の可能性!」 大阪芸大アートサイエンス学科校舎竣工

 大阪芸術大学のアートサイエンス学科校舎が竣工し、27日に大阪府河南町の同大学で記念式典が開かれた。設計を手掛けた建築家・妹島和世氏は「いろいろなものに出会い新しいものが生み出される場所になってほしい」と思いを寄せた。施工は大成建設が担当した。
 式典では神事の後、妹島氏や塚本邦彦大阪芸術大学学長、塚本英邦同副学長らがテープカットを行い、完成を祝った。
 新校舎の規模はSRC造地下1階地上2階建て延べ3176㎡。1階はアートサイエンスサロンとして天井の高い広い空間を取り、作品展示など幅広い利用を想定する。2階は半野外のオープンテラス、地下は外光を遮断した作品制作エリアとなっている。

 妹島氏は「この大学の既存校舎は、故高橋●(青に光)一先生による素晴らしいコンクリート打ち放しの建築群。新校舎は校門を入ってすぐの場所にあり、高橋先生の建築につながるエントランスをイメージして設計した。アートサイエンスはまったく新しい概念の分野で、無限の可能性がある。この校舎で他学科の人とも交流して新しいものを生み出してほしい」と話した。
 建設地は大阪府河南町東山469。

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