【香港建築士学会】日本初の建築展「摩天楼だけじゃない~建築から探る香港」で若手建築家の模型を展示 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【香港建築士学会】日本初の建築展「摩天楼だけじゃない~建築から探る香港」で若手建築家の模型を展示

オープニングセレモニー

 香港建築士学会(マーヴィン・チェン会長)による日本で初めての建築展「摩天楼だけじゃない~建築から探る香港」が東京都中央区のGINZA SIXにある銀座蔦谷書店で開かれた。
 香港で活躍する若手建築家28人が製作した模型16点などを展示。香港の景観が内包するダイナミズムを解き明かし、密集と緊張の美学をたたえる特有の都市のかたちを探りつつ、香港の隠れた側面を発見する展示内容となった。
 模型は、香港を象徴する高層ビルが建ち並ぶ都市を鳥瞰的にとらえる従来型の手法に替わって、若手建築家が自分たちのスケールで探求した作品を集めた。
 都市戦略の象徴となる『PMQ』や、2017年国連教育科学文化機関(ユネスコ)アジア太平洋文化遺産保全賞・最優秀賞の『ビバ・ブルーハウス』、建物のバックボーンに注目した『回廊』、マテリアルを題材とした『マテリアル・キュイジーヌ』など、現代の香港における多様な居住スタイルを描き出した。
 オープニングセレモニーでチェン会長は、「若手建築家を後押しして、いまの香港ならではのユニークな都市のあり方を見てほしい」と語った。
 キャリー・ラム香港特別行政区行政長官は、「日本と香港の建築家たちの協力関係が深まる機会になってほしい」と呼び掛けた。
 来賓として駆け付けた日本建築家協会(JIA)の六鹿正治会長は「日本、東京の建築や文化を知る機会にしてほしい」と語った。

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