【人型ロボ!?】建機キャビンに1時間で搭載可能! カナモトらが、遠隔操作できる「ドカロボ」開発 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【人型ロボ!?】建機キャビンに1時間で搭載可能! カナモトらが、遠隔操作できる「ドカロボ」開発

DOKA ROBO 3 (ドカロボスリー)

 カナモトとKGフローテクノ、富士建、アスラテックは共同で、建設機械を遠隔操作できる人型ロボット「DOKA ROBO 3(ドカロボスリー)」を開発した。災害時の危険地域など、人が入れない場所でも建機を動かすことが可能になる。カナモトがレンタルで提供し、将来はブルドーザー、キャリー、クレーンなどに対応する予定だ。
 油圧ショベルの運転席にドカロボスリーを設置し、オペレーターが遠隔地からコントローラーで操作すると、双腕双脚のロボットが現場の建設機械を実際に操作する。コントローラーとドカロボスリーをつなぐ回線には、特定小電力無線や無線LAN、公衆回線に対応し、距離の制限なく遠隔操作が可能だ。
 これまでは建設機械そのものを改造するロボットが一般的だったが、ドカロボスリーは運転席にロボットを設置するだけで遠隔操作できる。運転席への設置が約1時間、撤去は30分で済み、動力源には建設機械のバッテリーを使用する。
 建設機械のコックピットに似せた、搭乗型の専用コントローラーも用意した。ドカロボスリーのカメラ映像を見ながら操作することで、建設機械に乗っているのと同じ感覚で操縦できる。オプションで、首の動きをシンクロできるヘッドマウントディスプレーや、小型のプロポ型コントローラーも利用可能だ。
 今後、展示会などで認知度を上げて告知するほか、国土交通省の新技術提供システム(NETIS)にも登録する予定だ。
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