【未来を開くシンボル】まち発展への玄関口「高輪ゲートウェイ」駅 、照明デザインは面出薫氏 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【未来を開くシンボル】まち発展への玄関口「高輪ゲートウェイ」駅 、照明デザインは面出薫氏

 新駅名は「高輪ゲートウェイ」--。JR東日本は4日、西日暮里駅以来、半世紀ぶりとなる山手線新駅の名称を発表した。深澤祐二社長は、「地域の歴史を受け継ぎ、未来へのゲートウェイ」として期待を示す。応募総数が6万件を超えるなど注目を集めた名称が決まったことで、周辺まちづくりの核となる駅舎完成に期待が高まる。

駅名が書かれたプレートを掲げる深澤祐二社長

 深澤祐二社長は4日の会見で「この地域は昔から街道が通り、江戸時代は(簡易な関所である)大木戸が設置されるなど江戸玄関口の役割を担う“ゲートウェイ”だった。明治期は新橋~横浜間で日本初の鉄道が開業した由緒ある歴史を持つ」と述べた上で、「未来を切り開くシンボルとしてまち全体の発展に寄与する」ことを選定理由とした。
 一般公募に寄せられた名称の1位は「高輪」(8398件)だった。以下、「芝浦」(4265件)、芝浜(3497件)と続く。「高輪ゲートウェイ」は36件で130位だった。駅名はこれらを参考に社内選定委員会が決めた。
 新駅のライティングは、世界的に活躍する照明デザイナーの面出薫氏が担当する。「街のランドマークとなる暖かな光の駅舎」をコンセプトに、“和の折り紙”をイメージした独創的な大屋根を照らし上げ、柔らかな光に包まれたコンコースをつくり出す。
 「高輪ゲートウェイ」駅は東京オリンピック直前の2020年春に開業予定だ。

照明が灯った駅舎内イメージ

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