【IoTマンション実現へ】長谷工とNTT西日本が共同実証実験を開始 顔認証などのICTシステムを構築 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【IoTマンション実現へ】長谷工とNTT西日本が共同実証実験を開始 顔認証などのICTシステムを構築

 長谷工コーポレーションと西日本電信電話(NTT西日本)は、長谷工グループのマンション設計・施工・管理・修繕技術とNTT西日本のICTを組み合わせた次世代型集合住宅「IoTマンション」の実現に向け、共同実証実験を開始する。実験で得た成果を使った新築のIoTマンション第1号を2019年度中に完成することを目指している。
 実験は、長谷工が所有する千葉県市川市の社宅を利用する。長谷工グループが手掛けるマンションのエントランス共同玄関電子錠や宅配BOXなど共用部設備にNTT西日本のICTを連携させ、マンションの利便性向上を目指す。顔認証とエントランスセキュリティーを使った共同玄関電子錠や、顔認証と宅配BOX、サイネージを組み合わせた宅配BOX着荷通知の動作・精度を確認する。

実証実験。社宅のエントランス(風除室)

 長谷工は、実施施設の提供のほか、居住者へのインタビュー、アンケートの実施・分析、マンションの設計・施工・管理面からの機能検証、事業性検証を担当する。NTT西日本は、顔認証などのICTシステムの構築やICTシステム面からの機能検証・事業性検証を担う。
 実施期間は12月から2019年3月末を予定している。

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