【迅速な交通開放にもヨシ!】世紀東急工業が全天候型常温アスファルト混合物「αミックス」を開発 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【迅速な交通開放にもヨシ!】世紀東急工業が全天候型常温アスファルト混合物「αミックス」を開発

 世紀東急工業は、ポットホールやアスファルト舗装の局部的な破損個所の補修などに適した全天候型常温アスファルト混合物「αミックス」を開発した。同社の従来品よりも耐久性に優れ、また水に反応して固まる性質のため濡れた場所や雨の日でもそのまま施工可能。寒冷地での使用にも耐え、マイナス10度まで対応可能としている。

施工イメージ

 同社が従来販売している常温アスファルト混合物は、通常の加熱アスファルト混合物と比較すると耐久性に劣り、施工時にはバーナーなどでの加熱が必要だった。「αミックス」は水だけで硬化し、短時間で加熱アスファルト混合物と同等の強度となる。施工は補修個所に十分に水をまいてから同製品を充填、敷き均してから散水し、締固めはスコップの背や足踏みでも可となっている。誰でも簡単に施工でき、交通開放もすぐに行うことができる。
 開発を担当した技術本部技術研究所の源藤勉担当次長は、「水で固まる常温アスファルト混合物は他社からも販売されているため、付加価値を付け差別化するために低温での施工にも強い製品を開発した」と語る。
 事業推進本部の三浦広宜製品事業部長は、 「雨や雪で濡れた場所にもそのまま施工でき、寒冷地にも対応可能なため、雪国などでもニーズがあると考えている。 また、誰でも簡単に施工できるため、将来的にはホームセンターなどで一般向けに販売していくことも目指していきたい」と今後の販売戦略を示した。2019年4月以降の販売開始を目標に、 全国展開に向けて生産販売体制を構築していく。

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