世紀東急工業は、ポットホールやアスファルト舗装の局部的な破損個所の補修などに適した全天候型常温アスファルト混合物「αミックス」を開発した。同社の従来品よりも耐久性に優れ、また水に反応して固まる性質のため濡れた場所や雨の日でもそのまま施工可能。寒冷地での使用にも耐え、マイナス10度まで対応可能としている。
開発を担当した技術本部技術研究所の源藤勉担当次長は、「水で固まる常温アスファルト混合物は他社からも販売されているため、付加価値を付け差別化するために低温での施工にも強い製品を開発した」と語る。
事業推進本部の三浦広宜製品事業部長は、 「雨や雪で濡れた場所にもそのまま施工でき、寒冷地にも対応可能なため、雪国などでもニーズがあると考えている。 また、誰でも簡単に施工できるため、将来的にはホームセンターなどで一般向けに販売していくことも目指していきたい」と今後の販売戦略を示した。2019年4月以降の販売開始を目標に、 全国展開に向けて生産販売体制を構築していく。