【大建協】会員企業に工事現場見学会を開催 狭山池とポンプ施設で土木技術の奥深さを実感! | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【大建協】会員企業に工事現場見学会を開催 狭山池とポンプ施設で土木技術の奥深さを実感!

 大阪建設業協会の土木委員会は7日、会員企業を対象とした土木工事現場見学会を開いた。約40人が参加し、大阪府立狭山池博物館(大阪狭山市)と日本下水道事業団(JS)発注の堺市古川下水ポンプ場建設工事(施工=大林組・大本組・国誉建設JV)の現場を訪れ、土木技術の奥深さを学んだ。
 博物館では、同館職員の案内で7世紀に誕生した日本最古のダム式ため池となる狭山池の土木遺構などを見学。重要文化財を含めた展示物など当時の土木技術の高さを実感した。
 午後のポンプ施設建設工事の現場では、はじめに上月健司古川ポンプ場JV工事事務所所長(大林組)が工事の目的や工事のポイントなどについて説明した。そのあと構造物の最深部へと降り、現場のスケールを体感した。
 工事は、陸上工事では珍しい鋼管矢板建込工法を採用した開削工法で施工している。平面規模4558㎡、構築高さ33.5m。躯体はコンクリート約6万3000m3、鉄筋が約7700tと関西でも有数の大規模構造物となる。矢板工は昨年7月に完了。現在は、最下段の切梁の架設が完了しており、床付け掘削や地下排水工、均しコンクリートを施工中だ。
 工期は2019年3月29日まで。工事場所は堺市堺区神南辺町地内。

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