【官民女性技術者交流会】「仕事も大事、家庭も大事」をテーマに、職場環境の改善について意見交換 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【官民女性技術者交流会】「仕事も大事、家庭も大事」をテーマに、職場環境の改善について意見交換

 九州地方整備局は26日、福岡市の福岡第2合同庁舎で、官民の女性技術者による交流会を開き、「仕事も大事、家庭も大事」をテーマに職場環境の改善などについて意見を交わした。ことし6月に続く2回目の開催となり、同局を始め、自治体や建設業団体など12団体から55人が集まった。
 20、30、40代の世代別でグループに分けるワールドカフェ形式で行った。入社以降のライフチャートを作成し、世代別や共通する課題を整理した上で、仕事とプライベートをそれぞれ充実させるための取り組みを話し合い発表した。
 世代共通の課題として、時間の確保が挙がり、20代グループからは「割り切りも必要」、30-40代グループからは「休日取得が評価される制度」「AI(人工知能)やテレワーク制度の導入」「上司を査定する制度」などの具体の意見が挙がった。情報共有も行われ「辞めても再就職できる制度が社内にある」といった紹介などが注目を集めた。
 これらの実現に向けて、「異業種を含め交流を深める」「会議結果を男性職員に伝える」「職場で具体的に提案する」と前向きな意見が挙がった。
 交流会を傍聴した同局の伊勢田敏局長は「女性にとって働きやすい職場は男性にとっても働きやすい。意見を共有し、みんなが働きやすい職場にしていきたい」と述べた。

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