【AIとドローンで外壁調査】日本システムウエア、DJI、日本マイクロソフト メンテサービス開発へ協業 | 建設通信新聞Digital

4月23日 火曜日

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【AIとドローンで外壁調査】日本システムウエア、DJI、日本マイクロソフト メンテサービス開発へ協業

 日本システムウエアとDJIJAPAN、日本マイクロソフトの3社は、建築物の外壁調査で民生用ドローンとAI(人工知能)を活用する「建築物メンテナンスサービス」の開発に向けて協業することを決めた。既に実証実験を開始している。
 建築物の外壁調査は通常、専門の知識がある技術者が目視や打診で点検する。今回、3社は、ドローンとAIで点検を効率化する技術とサービスを開発する。

データ連携イメージ

 日本システムウエアは、深層学習技術を使って建物のひび割れを判定するAIエンジンとクラウドシステムを構築する。DJIJAPANは、ドローンのトレーニングプログラムを受講できるトレーニングセンター「UJC」を使って、外壁調査の操縦者向けトレーニングカリキュラムを提供する。日本マイクロソフトは、日本システムウエアのAIエンジンを使った建築物の調査業務の実用化に向けた実証実験を実施するほか、基盤となるクラウドプラットフォームを提供する。
 実証実験では、ドローンで撮影した建築物全体の画像を3Dモデル化し、AIで自動抽出したひび割れ個所を3Dモデルに重ね合わせて損傷図を作成する。既にドローンの撮影画像から0.2mm幅のひび割れ個所を検出できることを確認した。今後は、より大きな建築物に対して適用できるよう改善を進める。

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