三井住友建設は15日、フィリピン・ボラカン州マロロス市で南北通勤鉄道事業(マロロス~ツツバン)CP2工区の起工式を開いた。新井英雄社長が出席したほか、在フィリピン日本国大使館の羽田浩二特命全権大使、フィリピン運輸省のツガデ大臣ら多くの来賓が参加した。
式典では、日本の伝統的な慣習である「鏡開き」が催され、新井社長による乾杯が行われた。同工区は、ドゥテルテ大統領のビルト・ビルト・ビルト政策(公共インフラ整備推進政策)の重要なプロジェクトの1つであり、完成後にはマニラ~マロロス間が1時間半かかっていたものが、フル操業後には35分に短縮される。工期は42カ月。