“建築界のノーベル賞”と呼ばれるプリツカー賞の2019年受賞者に建築家の磯崎新氏(磯崎新アトリエ)が選ばれた。主催する米ハイアット財団が6日に発表した。授賞式は5月にフランスで開かれる。46回目となる同賞の日本人受賞者は8人目となる。
審査員は、「グローバルとローカルの両方が必要なことを理解して実践した先駆者であり、長年にわたる建築の伝統がその地域に限定されないことを確かめるとともに、その伝統をほかの地域にも広めることを助けた」とたたえ、「常に変化し続ける現代の建築界において最も影響力がある1人でありながら、変化と新しいアイデアへの挑戦を恐れない姿勢」を高く評価した。