【国際産学連携共同研究】神戸製鋼ら ベトナムで高度溶接技術を醸成 生産性向上に貢献 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【国際産学連携共同研究】神戸製鋼ら ベトナムで高度溶接技術を醸成 生産性向上に貢献

 神戸製鋼、タイ・コウベ・ウェルディング(TKW)、ハノイ工科大学機械工学部、大阪大学接合科学研究所は、ベトナムで溶接・接合の高度技術の醸成などに向けた国際産学連携共同研究を始める。国内溶接材料メーカーが同国で産学連携の共同研究を始めるのは初めて。22日にハノイ工科大で調印式典が開かれた。
 同国は溶接技術管理者の不足が大きな課題となっている。ハノイ工科大と大阪大接合科学研究所は2016年5月から研究・交流活動を推進し、18年5月には溶接・接合の開発能力の強化、技術管理者育成への取り組みをさらに加速させている。今回、溶接施工技術や溶接材料、溶接ロボットシステムの開発能力がある神戸製鋼と、同国に駐在員事務所を構えるTKWが新たに参加し、4者体制で共同研究に取り組む。
 式典には清水弘之神戸製鋼溶接事業部門技術センター長や田中学大阪大接合科学研究所所長などが出席。駐ベトナム日本国大使館の麻妻信一次席公使は「調印した皆さまが協力し、国際産学連携共同研究を通して、ベトナムの生産性向上に貢献することを期待する」と祝辞を寄せた。

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