【JABMEE・カーボンニュートラル賞】大賞に京都駅ビル熱源・空調設備改修 CO2排出量60%減! | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

公式ブログ

【JABMEE・カーボンニュートラル賞】大賞に京都駅ビル熱源・空調設備改修 CO2排出量60%減!

 建築設備技術者協会(JABMEE、野部達夫会長)は7日、第7回カーボンニュートラル賞の選考結果を発表した。大賞には京都駅ビル開発の「京都駅ビル熱源・空調設備のカーボンニュートラル化改修工事」、選考委員特別賞には三菱地所設計の「大手門タワー・JXビルの環境配慮技術」を選出した。

大賞に輝いた京都駅ビル

 大賞の京都駅ビルは、既存改修工事にありがちな既存踏襲ではなく、京都市の環境モデル都市としての高い目標を上回ることを目指して熱源システムを抜本的に改修。発注者、運転管理者、設計者、施工者などのメンバーが一体となって徹底したコミッショニングをすることで、熱源システムのCO2排出量を従来比60%減と大きく削減している。徹底したコミッショニングに基づく熱源・空調設備のカーボンニュートラル化改修工事は、他の設備改修にも大いに参考にできると評価された。
 会見で赤司泰義運営委員会委員長は、「既存改修の建築設備にフォーカスした物件の大賞受賞は今回が初」と説明した。
 受賞者は各支部総会で、大賞と選考委員特別賞は6月27日の本部通常総会でそれぞれ表彰する。
 そのほかの受賞者は次のとおり。
 〈カーボンニュートラル賞〉
 ▽日本無線川越事業所-統合型空調システム Integrate AC=日建設計▽岡谷市民病院における環境共生型エコホスピタルの構築=日本設計▽常滑市民病院における設計~運用までの一貫したエネルギーマネジメント=日建設計▽高松電気ビルにおける環境負荷低減・省エネ化の取組み=四電ビジネス▽トラスコ中山大分支店におけるZEBの実現=竹中工務店九州支店。
 〈支部奨励賞〉
 ▽京橋MIDビル 中規模テナント事務所ビルにおける環境負荷低減の取組み=大成建設▽P・Fオートメーション本社ビルにおけるZEB実現に向けた取り組み=大和ハウス工業▽トラスコ中山富士支店における省エネルギー化、ZEBへの取り組み=竹中工務店▽イオンモール堺鉄砲町における環境配慮型商業施設の実現=イオンモール▽阿南市新庁舎「大規模吹抜け空間とソーラーボイドを有する環境共生建築」=日建設計。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら