【鹿島・現場飯】その場で調理・何でも対応! 心がけるのは普通の食事 地元食材も積極的に活用 | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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【鹿島・現場飯】その場で調理・何でも対応! 心がけるのは普通の食事 地元食材も積極的に活用

 鹿島の現場で、職員や作業員のお腹を満たすプロフェッショナルがいる。現在、新東名高速道路河内川橋工事(神奈川県山北町)の現場で料理長を務める小林信幸さんだ。鹿島の現場専属の料理人になって「約10年になる」。鹿児島や福島などの現場で“現場飯”を提供し続けてきた。
 4月26日金曜日のメニューは、ポークカレーとアジフライ、サラダ、バナナ。金曜日の昼は毎週、カレーと決まっている。水曜日は麺類だ。朝・昼・晩の食事を現場宿舎で調理し、昼は現場事務所までケータリングする。街から仕出し弁当を注文することもできたが、三浦信幸所長は「山の中なので、食べることはしっかりしないといけない」と料理長に頼んだ。

4月26日昼のメニュー。自分で好みの量を取れる。野菜も必ず用意している

 その場で調理するため、「言われれば、何でも対応する」と笑う小林さん。昨年の宿舎での忘年会は、しゃぶしゃぶだった。地元住民のパート社員が持参した「タケノコやしいたけ、山菜を振る舞うこともある」という。「地元の市場や商店の方が安い」と地元食材も積極的に使っている。
 現場で働く女性職員からも「おいしいので、お昼はよく現場事務所で食べる。現場は仕出し弁当が多いが、揚げ物が多くて重い。作ってくれるので、温かいのが何よりうれしい」と好評だ。心がけていることは、『普通の食事』だ。「毎日のことなので、凝った食事だと飽きる。家で食べる食事と同じ感覚で味わってほしい」と語る。

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