協同組合東京鉄筋工業協会(飛田良樹理事長)は9日、東京都足立区の都立城東職業能力開発センターで第5回鉄筋技能大会を開いた。建築部門と実習生部門の2部門で開催。建築部門は、種山匠氏(フルノ鋼業)が優勝した。準優勝は岡本圭司氏(藤工業)、3位は赤枝大地氏(飛田鉄筋工業)。優勝した種山氏は、11月に富士教育センターで開く「第3回TETSU-1グランプリ」の鉄工協代表として出場する。
第1回グランプリのチャンピオン(松田優作氏、飛田鉄筋工業)を輩出している鉄工協として、飛田理事長は「日本一奪還を目指してほしい」と力を込めた。今大会の実行委員長で採点委員長を務めた藤田清志副理事長は種山氏に対し、「時間も品質もトップだった。強化選手として、われわれも協力していく」と鉄工協を挙げて応援していく考えを示した。
前回に続いて2回目の開催となった実習生部門には15人が出場。優勝はコリアド・レックス・ブライアン・メヒアス(ヤマガタ鉄筋、フィリピン)、準優勝はラトザ・ジョバル(加藤工業、同)、3位はアルフォソ・ジェリコ・デラ・クルズ(鳳エルバース、同)の各選手となった。飛田理事長は「建設業界は外国人実習生の力が必要。頑張ってほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。