【シャープ】バッテリー交換不要のビーコン開発 暗所でも安定した信号発信可能などの特性も | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【シャープ】バッテリー交換不要のビーコン開発 暗所でも安定した信号発信可能などの特性も

 シャープは、世界最高レベルの発電効率を実現した色素増感太陽電池を電源とするバッテリー交換不要のビーコン「レスビー」を開発した。位置情報を提供するさまざまなサービス事業者への供給を通じて、マーケティングを進めていく。初弾として、清水建設の屋内外音声ナビゲーションサービスに向け7月末に納入した。

重さは62グラム。オフィスに設置した場合でも目立ちにくいデザイン

 これまで、ビーコンの多くが1次電池を搭載していることに加え、電波の減衰を防ぐため、地上2m程度の高所に設置する必要があることなどから、電池交換などの定期的なメンテナンス作業が発生するという課題があった。
 同社は、世界最高レベルの変換効率を持つ色素増感太陽電池を電源として採用することで電池交換を不要とし、課題を解決した。
 特長として、屋内の非常灯の下など50ルクス程度の暗所でも、毎秒1回の間隔で安定して信号を発信するとともに、高性能と小型化(幅74mm×最厚部高さ7mm×奥行き134mm)を両立した。重さは62グラム。オフィスなどに設置した場合でも周りの環境になじみ、目立ちにくいデザインを採用した。また、電池交換の必要がなくなったことから、メンテナンス作業が不要となった。

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