【JIA近畿】日韓中の若手建築家がワークショップ 文化と言葉の壁を越え多様な建築を学び合う | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【JIA近畿】日韓中の若手建築家がワークショップ 文化と言葉の壁を越え多様な建築を学び合う

 日本建築家協会近畿支部(JIA近畿、井上久実支部長)は韓国建築家協会釡山建築家会、天津市建築学会との共催で、「日韓中若手建築家によるワークショップ」を開いた。日韓から各10人、中国から6人の計26人が大阪に集結。21日から24日まで共同生活しながら、課題「2025日本国際博覧会(大阪・関西万博)計画」に沿ったプランを5班に分かれて作成した。

最優秀作品

 24日には大阪市の大阪工業大学研修センターで公開プレゼンテーションを開き、最優秀賞にチームE、優秀賞にチームCを選出した。
 チームEは長南秋穂さん、勢旗樹さん、ソン・ヒョジュさん、キム・ユンジョンさん、ソン・モンジャオさんによるグループ。「海の細胞」をテーマに、万博会期中は宿泊施設として、終了後は住宅や公共施設、広場として使用し、周囲への増殖を図る水上施設のプランを提案した。
 長南さんは「言葉の壁が大変だった」と振り返り、他のメンバーからは「多様な建築に対する考え方や文化を知ることができた」「技術面で学ぶことが多かった」などの感想があった。
 井上支部長は最優秀作品について「万博という、まだ具体的な姿が見えないテーマに対し、よく練られた内容だった」と評価。「JIAの万博に対する提言の1つとして広くアピールするとともに、深化させていきたい」と話した。

最優秀に輝いたチームE

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