【駒井ハルテックと九州整備局】橋梁現場見学会を開催 中学生がゲーム感覚で土木技術者の仕事体験 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【駒井ハルテックと九州整備局】橋梁現場見学会を開催 中学生がゲーム感覚で土木技術者の仕事体験

 駒井ハルテックと九州地方整備局有明海沿岸国道事務所は3日、福岡県大川市で地元の中学生を対象にした出張授業を開いた。同社が施工する有明海沿岸道路の「国道208号大川高架橋上部工(A1-P4)工事」で初めて現場代理人を務める吉田恵子さんや設計担当の在原優佳さんら女性技術者が中心となって土木の魅力を伝えた。
 午前と午後の2回の実施で、午後の部は市立三又中学校の生徒32人が参加。当初は、工事現場を訪れ、高力ボルト締めや高所作業車の試乗体験を予定していたが、雨天のために断念した。
 授業では、吉田さんが司会し、現場監督の佐藤博信有明海沿岸国道事務所建設監督官が有明海沿岸道路事業の概要を説明。続いて応援に駆けつけた「噂の土木応援チームデミーとマツ」のマツこと松永昭吾共同技術コンサルタント福岡支店長が事前に行った土木に関するアンケート結果を、駒井ハルテックの監理技術者の田村有治氏が橋梁の概要を紹介した。
 この後、生徒たちはVR(仮想現実)と測量体験、模型作製を体験した。VRでは、360度カメラで撮影した現場の写真や映像を使って橋梁工事の様子を見学。現場内をジェットコースターに乗って動き回る映像を見た生徒からは笑いや驚きの声が上がった。測量体験では、地面に配置された点を生徒が測量した。点は色で分かれており、色ごとに景品がもらえるため、ゲーム感覚で楽しむ様子が見られた。生徒は「VRや測量体験を通して土木の楽しさやすごさ、土木技術者の仕事を知ることができて楽しかった」と答えた。
 駒井ハルテックが整備している大川高架橋上部工(A1-P4)工事は長さ209m、重量約600tの鈑桁でことし5月に着工し、10月末に工事を完了する。

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