【人間の高所作業不要】長大と長崎大学が共同開発の斜張橋ケーブル点検ロボット 特許を取得 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【人間の高所作業不要】長大と長崎大学が共同開発の斜張橋ケーブル点検ロボット 特許を取得

 長大が長崎大学と共同開発した斜張橋ケーブル点検ロボット「VESPINAE(ヴェスピナエ)」が特許を取得した。4つのプロペラと電動モーターの推力により、ガイドローラーを介してスムーズにケーブルを走行できるのが特徴。ケーブルの角度によらず、1分間でケーブル長20mの点検が可能だ。ロボット本体の重量は約7㎏(バッテリー装着時)と軽量のため、現場での移動や設置も容易で、4機のビデオカメラを搭載し、ケーブル表面の近接映像を4方向から360度撮影できる。

ケーブルに沿ってスムーズに走行できる

 同社では、人間の高所作業を伴わずに安全かつ迅速に損傷の有無を調査でき、詳細調査や補修などの対策にも素早く移行できるとして、斜張橋ケーブルの近接目視点検への活用を積極的に働き掛けていく。

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