【京阪神アクセス向上】北近畿豊岡自動車道八鹿日高道路が開通! 豊岡市で記念式典 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【京阪神アクセス向上】北近畿豊岡自動車道八鹿日高道路が開通! 豊岡市で記念式典

テープカットとくす玉開き

 近畿地方整備局が整備を進めてきた北近畿豊岡自動車道八鹿日高道路(長さ9.7㎞)が25日、2車線開通した。京阪神都市圏からのアクセス向上を始め、さまざまな地域活性効果が期待されている。
 同日、兵庫県豊岡市内で開通を祝う記念式典が開かれた。国土交通省を代表し、あいさつに立った末松信介副大臣は「この道路は命の道であり、観光振興や産業活性化、災害対策の道でもある。この地域に多くの人に訪れてもらうためにも、道路がどうしても必要。感謝の思いとともに(道路ネットワークの完成に)決意をもって取り組む」とあいさつ。また兵庫県の井戸敏三知事は「国交省や地権者の方々を始め、関係者の協力があってみんなの願いが実現した」と感謝の思いを述べた。地元・豊岡市の中貝宗治市長も「完成にこぎ着けた皆さんの尽力にこたえるよう、力いっぱいまちづくりにこの道路を生かしていく」と決意表明した。
 式典の後、今回完成した日高神鍋高原インターチェンジ(IC)に移動し、テープカットとくす玉開きで開通を祝った。
 八鹿日高道路は、豊岡市から丹波市に至る北近畿豊岡自動車道(長さ70㎞)のうち、豊岡市日高町久斗(日高神鍋高原IC)から養父市八鹿町高柳(八鹿氷ノ山IC)までを結ぶ。今回の開通により、北近畿豊岡自動車道の約8割が開通したことになる。
 豊岡市から阪神エリアへの所要時間が約10分短縮、京阪神都市圏からのアクセス性向上により観光振興や企業立地といった経済効果に加え、救急搬送時間短縮や防災面などライフラインとしての役割も期待されている。また兵庫県内の高速道路としては初となる高速道路ナンバリング標識も設置、インバウンドなど全ての利用者にわかりやすい道案内を実現する。

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