交通信号機の施工などを手がける共栄電業とコアテクノは5日、堺市にある共栄電業本社で府立東大阪高等職業技術専門校(東大阪市)の学生を対象にした見学会を開いた。参加者らは信号機に実際に触れたり、建柱から信号灯器の取り付け、点灯まで一連の作業を見学した。
笠島浩一共栄電業社長によると、同社が所属している大阪電業協会を通じ現場見学の依頼があり、今回見学に応じたという。対応に当たった同社の帯谷賢司執行役員経営管理部部長も「信号工事への関心を持ってもらえたら」と期待を込める。
見学会には東大阪技専校以外からも参加があった。馬場蒼汰君(小学6年)と奎介君(同3年)兄弟で、大の信号機好きという2人は8月に放映された民放のテレビ番組で共栄電業が紹介されたのを見て見学を希望、両親とともに今回特別に参加した。父親の正治さんは「2人にとって貴重な経験になったと思う」と話した。