【最も小さな建築】ASICS×隈研吾氏の "動く建築" ランニングシューズが世界で2020足限定販売へ | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【最も小さな建築】ASICS×隈研吾氏の “動く建築” ランニングシューズが世界で2020足限定販売へ

 アシックスは、建築家の隈研吾氏とコラボレーションした初めてのランニングシューズ「METARIDE AMU」(メタライド アム)を12月20日から直営店とオンラインストアで順次発売する。世界で2020足限定の販売となる。
 コラボシューズは、より少ない力でより長く走ることをコンセプトにした2月発売の「メタライド」をベースとし、環境に配慮した優しい建築を目指す隈氏のアイデアを随所に取り入れた。
 アッパーには竹細工技法「やたら編み」から着想を得て、テープ状の素材を交差させた独自のデザインをあしらった。テープの位置や形状は、足を覆うニット素材とともにランニング時の足のホールド感を高めるよう設計した。靴底は、軽量で高強度の次世代高機能素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を上層に使った2層構造のミッドソールを採用し、素材のぬくもりある色合いを生かして無着色のまま整形した。下層には反発性に優れた「フライトフォームプロペル」を採用した。靴底前部にはカーブをつけた「ガイドソール」を採用し、ランナーの走行時のエネルギー消費を抑えながら効率的に足を前に運べる。前部の靴底は高硬度の素材を配して大きなカーブを付け、走行時のエネルギー消費につながる足首部の過度な屈曲を抑えるよう設計した。
 隈氏は、販売に当たり、「建築で最も小さなものとしてランニングシューズを作った。屈曲やねじれの組み合わさったランニングの複雑な動きに追従する動く建築となった」とコメントした。
 販売直営店はアシックス原宿フラッグシップ、アシックス大阪心斎橋、アシックス大阪LINKSUMEDA。価格は3万6000円(税別)。

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