【第6回think++Seminar】速水亨氏が講演 日本林業の今とこれから迎える未来とは | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【第6回think++Seminar】速水亨氏が講演 日本林業の今とこれから迎える未来とは

 日本設計は21日、東京都港区の国立新美術館で「think++Seminar」を開いた。同セミナーは同社の創立50周年を記念して2017年から春は技術、秋は自然をテーマに開催している。今回は第6回think++human&natureとして、速水亨森林再生システム代表取締役が「人が育てる豊かな森林-命あふれる森の再生-」と題し、日本の森の現状や未来について講演した。
 冒頭、日本設計の千鳥義典社長は速水氏を紹介した上で、「実は森林のことをよく知らないで建築の設計をしているのではないかという思いもあり、講演を依頼した。森林のことをよく知ってこれからの仕事に生かしていただきたい」とあいさつした。
 速水氏は、森林に対する欧州人と日本人の感覚の違いや国内林業の状況などを説明し、日本の林業については、「規模を大きくして赤字になるのでは産業として成り立たない」と指摘。補助金に頼って自ら変化ができない国内林業の体質改善や製材工場の合理化、林業の現場の機械化などの必要性を訴えた。

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