【実際のスケールを体感】大阪建設業協会が高校生向け現場見学会 建設業界の魅力を伝える | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【実際のスケールを体感】大阪建設業協会が高校生向け現場見学会 建設業界の魅力を伝える

 大阪建設業協会は、大阪府吹田市で建設が進む「大阪大学グローバルビレッジ施設整備運営事業本施設(学寮および教職員宿舎)建設工事」(施工=松村組)の現場で、高校生を対象とした見学会を開いた。大阪市立都島工業高等学校の建築科2年生60人が参加し、現場のスケールを体験した。
 はじめに、松村組の西窪明工事事務所所長が「皆さんが社会に出る時に、建設業に興味を持ってもらい、社会の役に立てるよう、バリバリと働いてもらえたらうれしい」とあいさつ。続いて工事概要の説明があり、その後2班に分かれ、現場や学生寮のモデルルームを見て回った。配筋作業中の9階床では、間近に見えるタワークレーンの大きさを体感するなど、熱心に見入っていた。
 見学後の質疑応答では「安全確保で一番気をつけていることは」「現場監督の魅力は」など多くの質問が寄せられた。西窪所長は「良い建物をつくっても事故を起こせば意味がない。事故が起きないようにルールを作り、守ることが大切だ」と、また、同社担当者は「多くの人に指示を出し1から作り上げることが現場監督の魅力。そして完成したときの達成感が最高です」と応えた。
 施設は、PFI事業としてSPC(特別目的会社)のPFI阪大グローバルビレッジ津雲台が発注、大学施設と民間付帯施設を整備する。今回見学した本施設工事はRC造10階建ての教職員宿舎A棟およびB棟、学生寮A棟、同9階建ての同B棟、同地下1階地上1階建ての共用棟の5棟で構成し、規模は総延べ2万3072㎡(阪大エリアのみ)。10月末時点の工事進捗率は約46.5%。設計・監理は類設計室が担当している。

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