【第38回近畿建築祭奈良大会】地域の魅力をひきだす建築×○○ 他業種との関わり3事例を紹介 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【第38回近畿建築祭奈良大会】地域の魅力をひきだす建築×○○ 他業種との関わり3事例を紹介

 近畿2府4県の建築士会で構成する近畿建築士協議会(会長・岡本森廣大阪府建築士会会長)は11月30日、奈良市の奈良公園内にある奈良春日野国際フォーラム甍で第38回近畿建築祭奈良大会を開いた。建築活動事例発表会「近畿あーきてくと」では、「地域の魅力をひきだす建築×○○」と題し、他業種と建築との関わりについて3事例が紹介された。

米村奈良士会会長

 冒頭、担当会を務める奈良県建築士会の米村博昭会長が「奈良士会では建築以外の人々との連携を深めて建築士の職能の拡大を図ろうと考えている。空き家問題や町並み保存、歴史的建造物の保存・活用、木造建築の普及推進などの現代の課題は、建築士だけではなく、多くの他分野との協働が必要な時代に入っている。きょうの建築祭では、建築士以外の一般の参加できるよう準備をしてきた」と述べた。

 この後、近畿建築士会協議会青年部が活動紹介した。事例発表では、奈良県立医大MBT研究所の遊佐敏彦氏が「建築×医学を基礎とするまちづくり」、手書き図面工房マドリズの大武千明氏が「建築×イラスト」、うめらくの山田摩利子氏が「建築×都会の中の創造の場づくり」をテーマにそれぞれ事例を発表した。

 午後から記念式典を実施した後、奈良県出身の映画監督、川瀬直美氏が「映画と建築」をテーマに講演した。このほか会場内では、協賛企業5社がブースを設け、来場者に自社商品や技術をアピールした。

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