近畿2府4県の建築士会で構成する近畿建築士協議会(会長・岡本森廣大阪府建築士会会長)は11月30日、奈良市の奈良公園内にある奈良春日野国際フォーラム甍で第38回近畿建築祭奈良大会を開いた。建築活動事例発表会「近畿あーきてくと」では、「地域の魅力をひきだす建築×○○」と題し、他業種と建築との関わりについて3事例が紹介された。
この後、近畿建築士会協議会青年部が活動紹介した。事例発表では、奈良県立医大MBT研究所の遊佐敏彦氏が「建築×医学を基礎とするまちづくり」、手書き図面工房マドリズの大武千明氏が「建築×イラスト」、うめらくの山田摩利子氏が「建築×都会の中の創造の場づくり」をテーマにそれぞれ事例を発表した。
午後から記念式典を実施した後、奈良県出身の映画監督、川瀬直美氏が「映画と建築」をテーマに講演した。このほか会場内では、協賛企業5社がブースを設け、来場者に自社商品や技術をアピールした。