戸田建設利友会と向井建設(東京都千代田区)、榊組(東京都府中市)は13日、東京都西東京市の都立田無工業高等学校で、揚重作業の出前講座を開いた。建築科や機械科などの2年生計73人が、屋内学習やクレーンを使った屋外実習を通じ、建設業の楽しさや達成感を体験した。高校生を対象にした今回の出前講座は、将来の担い手確保に向けた取り組みの一環として、利友会初の取り組みとなった。
屋内学習では、模型を使いながら重量物をバランスよくつり上げる原理や、応用力学の基礎を勉強した。
屋外学習では、班ごとに分かれ、クレーンにより鉄骨をいかに水平に持ち上げられるかを競い合いながら、同時に合図方法も学んだ。このほかロープの結び方や工事現場で実際に使っている資機材の操作も体験した。
機械科では、玉掛けの資格を目指す学生も多いということで、有意義な講座となった。