パスコは、東京農業大学(東京都世田谷区、高野克己学長)、東京情報大学(千葉市、鈴木昌治学長)とわが国の農業発展に向けて包括連携協定を2019年12月23日に締結した。3者が相互に協力して情報交換を行い、農業現場へのスマート農業普及のための施策立案や1次産業での新たな空間情報技術活用の可能性を追求していく。
東京農大ではスマート農業実現には企業や一部の大規模農業法人だけではなく、 家族経営を中心とした地域の中核である農村コミュニティーへの普及が不可欠であるとして、さまざまな研究活動を行っており、パスコとは19年9月から海外での農業関連の先進事例について情報収集を始めていた。 同社も農業分野において、リモートセンシングによる水稲の生育状況把握や農地利用状況調査のほか、測量・計測技術やICT、GIS(地理情報システム)を活用した支援を実施。 東京情報大とは同大学が受信している衛星画像データを用いた海洋分野の空間情報活用の研究を18年12月から進めている。