【パスコ】東京農業大学・東京情報大学と包括連携協定を締結 スマート農業実現に向けて協力 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【パスコ】東京農業大学・東京情報大学と包括連携協定を締結 スマート農業実現に向けて協力

 パスコは、東京農業大学(東京都世田谷区、高野克己学長)、東京情報大学(千葉市、鈴木昌治学長)とわが国の農業発展に向けて包括連携協定を2019年12月23日に締結した。3者が相互に協力して情報交換を行い、農業現場へのスマート農業普及のための施策立案や1次産業での新たな空間情報技術活用の可能性を追求していく。

左から島村社長、高野学長、鈴木学長

 3者が予定する連携事項としては、地域の中核である農村コミュニティーにおけるスマート農業実現に向けての農家・農業者の各種空間情報の利活用に対する現状確認と課題整理、農業現場へのスマート農業普及のための研修会の実施、農業現場での新たな空間情報技術活用モデルの検討、技術や知見を使いこなせる人材の育成、林業・漁業も含めた1次産業での新たな空間情報活用モデルの検討、1次産業に関わる多様な空間情報の利活用に関する可能性の検討、海外先進事例などの調査を挙げている。
 東京農大ではスマート農業実現には企業や一部の大規模農業法人だけではなく、 家族経営を中心とした地域の中核である農村コミュニティーへの普及が不可欠であるとして、さまざまな研究活動を行っており、パスコとは19年9月から海外での農業関連の先進事例について情報収集を始めていた。 同社も農業分野において、リモートセンシングによる水稲の生育状況把握や農地利用状況調査のほか、測量・計測技術やICT、GIS(地理情報システム)を活用した支援を実施。 東京情報大とは同大学が受信している衛星画像データを用いた海洋分野の空間情報活用の研究を18年12月から進めている。

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