【東京丸の内エリア】三菱地所 災害時の情報発信プラットフォーム「災害ダッシュボード3.0」を開発 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【東京丸の内エリア】三菱地所 災害時の情報発信プラットフォーム「災害ダッシュボード3.0」を開発

 三菱地所は、丸の内エリアにおける災害時の情報発信プラットフォーム「災害ダッシュボード3.0」を開発した。首都直下地震を想定し、帰宅困難者に、地震や火災などの広域情報だけでなく、避難所や周辺エリアの混雑・混乱状況などの把握しづらいローカル情報を提供する環境を整備した。
 災害ダッシュボード3.0は、エリア内に設置した約100台の「丸の内ビジョン」を通じた「デジタルサイネージ版」。スマートフォンやパソコンからアクセスできる「ウェブ版」から、発災時のテレビ情報と区などからのテキストメッセージを発信する。
 スマホからデジタルサイネージ版の2次元コードでURLを読み込むと、地図アプリに 帰宅困難者受け入れ施設の位置や開設情報、満空情報を表示する機能を備えた。このほか訪日外国人増加に伴い、4カ国語で情報を提供する。
 1月22日に東京都千代田区の丸の内ビルディングで、デモンストレーションを実施した。千代田区・鉄道各社・バス事業者・ビル事業者などが連携し、想定タイムラインに応じて順次情報を発信した。三菱地所の澤部光太郎開発推進部統括は「リアルタイムで更新される情報を提供し、2次災害を防ぐ」と述べた。

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