NEXCO西日本が発注、横河ブリッジ・横河NSエンジニアリングJVで施工中の湯浅御坊道路日高川橋他3橋(鋼上部工)工事の野口高架橋工区(和歌山県御坊市)で、日綜産業の内部脱着式採光防音防護工システム「クイックパネライト」が全面採用されている。昨年秋に新製品発表された同パネライトの本格採用は全国で初めて。
クイックパネライトは従来のコンパネによる板張り防護工やパネル式足場に比べ、軽量、優れた採光性、防音、安全な内部脱着式、ルーバー式開閉による通気・換気機能、産廃抑制のリユース可能、熟練工を必要としない簡便な取り付け方法などが特徴。野口高架橋ではクイックデッキ2500㎡、パネライト1900㎡が導入されている。
横河ブリッジJVの牟田圭造現場代理人は「板張り防護工だと作業する内部が暗くなるが、抜群の採光性でとにかく明るい。軽く、防音もしっかりしている。また、地域などからは現場の景観も美しいと好評だ。墜落・転落の心配がなく、広い有効空間を生み出せるクイックデッキと併設することで生産性の向上につながっている」と高く評価している。
クイックデッキは全国で幅広く採用されているが、野口高架橋で新橋上部工工事では初の地組み一括吊り上げが実施された。工事の全体工期は9月17日まで。
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