【ISID・イノラボ】ロボットアプリ搭載・植栽プランター を開発 自律的に移動、空間に好ましい変化 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【ISID・イノラボ】ロボットアプリ搭載・植栽プランター を開発 自律的に移動、空間に好ましい変化

 電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーションラボ (イノラボ)は、ロボットアプリケーションを搭載した植栽プランター「動く植栽」 を開発した。21日まで東京都江東区の「STUDIO CASICA」で開かれる植栽展示会「CONNECT」で公開実証実験する。

動く植栽のイメージ

 イノラボでは、家具などの静物とサービスロボットの融合をテーマに、本来動かないものが自律的に動き、生活空間や景観に好ましい変化を与える可能性について研究開発している。
 今回、グリーンディスプレイ(東京都世田谷区、望月善太代表取締役)の協力のもと、イノラボが開発したロボットアプリを植栽プランターに搭載した。ロボットアプリは、赤外光を出力する専用装置に映し出した目に見えないマーカーをロボットに搭載したカメラが認識し、モーターセンサーを付けたタイヤで回転数も測定して、自己位置を高精度に推定する。
 展示会では、さまざまな緑化アイテムで空間が演出される展示会場内において、展示エリアとセミナーエリアの境界を「動く植栽」が自律的に往来し、自然に来場者の導線を確保する。時間によって向きが変わる光の動きにあわせ、「動く植栽」が移動して一定時間とどまるといった演出も試みる。
 
 
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