【EXPO70のレガシー】「太陽の塔」を国の登録有形文化財に 国の文化審議会が答申 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

公式ブログ

【EXPO70のレガシー】「太陽の塔」を国の登録有形文化財に 国の文化審議会が答申

 1970年の大阪万博(EXPO70)の「レガシー」の1つである太陽の塔が、国の登録有形文化財に選ばれる見通しだ。
 19日にあった国の文化審議会で、旧十八屋櫻館主屋(堺市)とともに文化財登録すべき大阪府内の建造物として答申に盛り込まれた。斬新な造形をさまざまな建築技術を駆使して実現、登録基準のうちの「再現することが容易でないもの」に該当するとして、登録されることになった。
 万博記念公園(吹田市)にある太陽の塔は、70年に完成。芸術家の岡本太郎がデザインを手がけたことでも知られ、大阪のランドマークとしていまなお親しまれている。
 16年度から17年度にかけて府は大規模なリニューアルを実施。長期使用のビジョンを持ち飛躍的に価値向上を実現した模範的な建築物として、優れた改修建築物に贈られる第29回BELCA賞(ロングライフビル推進協会主催)を受賞した。設計は昭和設計、施工は大林組が担当した。
 
 
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら