【日綜産業】「法面作業構台MA工法」が急斜面の難工事に威力 揺れ少なく作業しやすい安全足場 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【日綜産業】「法面作業構台MA工法」が急斜面の難工事に威力 揺れ少なく作業しやすい安全足場

 日綜産業の「法面作業構台マルチアングル(MA)工法」が、池田建設施工の「様似町ルランベツ法面補修工事」(三角学所長)で活躍している。19日、様似町の現地で見学会を開き、関係者が製品の特徴や現場状況などを紹介した。
 現場は覆道の真上にあり、太平洋から強風が吹きつける厳しい環境だったが、のり面アンカー施工用の削孔機を載せる機械構台として90度近い崖に、横29スパン、高さ17段(80m)にわたり約150t(アンカー117本)が納入された。

高さ80mの現場

 MA工法は、アンカー工事やボーリング工事での削孔機などを設置する機械構台や、乗り入れ構台用として使用するシステム足場で、削孔機の重量や振動に耐えうる強度と組み立てやすさに加え、高い安全性を実現している。
 工事を担当した三角所長は「スピーディーに安全足場が組み立てられ、工程管理がスムーズにできた。風が強い現場だったが、壁繋ぎにより、揺れが少なく作業がしやすかった」とMA工法に高い信頼を寄せる。

強度と組み立てやすさに加え、高い安全性を実現

 足場を施工した北海道三祐の本多忠高次長は「揺れが低減されることにより、安全面では大きなメリットがある」と強調。鋼管ビルドの山本雄次社長は「くさびシステムなので、クランプ締め忘れの心配がなく、ヒューマンエラーが少ない」「組み立て解体の安全面でもメリットが大きく、安心して施工会社に引き渡せた」と話す。
 今後、北海道内の法面補修工事で採用された際にも、その施工性が地域住民の安全と生活を下支えすることとなり、活用に期待が高まる。
 
 
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