【古河電工ら】「らくらくアルミケーブル」端末施工講習会を開始 座学と実技の2部構成で利用促進 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【古河電工ら】「らくらくアルミケーブル」端末施工講習会を開始 座学と実技の2部構成で利用促進

 古河電気工業と古河電工産業電線は、高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル」端末施工講習会を始めた。施工に当たる技能者が同製品の正しい知識を持ち、適切な端末処理の技能を修得するためのサポートプログラムで、座学と実技の2部構成となっている。受講後の理解度確認テストの合格者に修了証を発行する。

らくらくアルミケーブル技能訓練センターでのケーブル延線体験の様子

 座学では、同社指導員がオリジナルテキストで「専用端子の必要性」「電食対策」「酸化被膜の除去」など、利用者から質問の多いアルミ導線の接続に当たる際に知っておくべき知識を解説する。実技では、指導員が作業デモンストレーションをしながら、アルミ導体専用端子の組み立て手順と注意事項を説明し、その後受講者自身で実際に端末処理を実施する。
 古河電気工業エネルギーインフラ統括部門産業電線・機器事業部門エネルギーバックキャスト課の桜井裕士主査は、「アルミケーブルの普及には、端末の接続処理を利用者に適切に理解してもらうことが重要だ。アルミケーブルに対して漠然とした不安を抱えている人も多くいるが、その不安を払拭(ふっしょく)し、配慮が必要な点を広く知ってもらうため、普及活動に取り組んでいる」と講習会の意図を説明する。
 講習会は、2月に神奈川県平塚市の古河電工産業電線平塚工場内に開設した「らくらくアルミケーブル技能訓練センター」で実施するほか、要望があれば各地に指導員が訪問して実施することも可能としている。
 「らくらくアルミケーブル技能訓練センター」は、講習だけでなくケーブル延線や盤への接続などの作業も体験できる設備がある。同製品の施工に当たる電気工事業者だけでなく、建物の施主や設計関係者なども来訪しており、製品の特徴を理解できるとともに、使用場面もイメージできると好評を得ているという。
 
 
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