【東亜道路工業・出前授業】中四国支社が地元工高で舗装技術研修会 道路業界の魅力を発信 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【東亜道路工業・出前授業】中四国支社が地元工高で舗装技術研修会 道路業界の魅力を発信

 東亜道路工業中四国支社(岩佐次弘執行役員支社長)は12日、広島県立広島工業高校で舗装技術研修会を開いた。土木科2年生の生徒37人が参加し、ICT舗装現場の紹介を始め、ドローン飛行や校内での舗装補修を体験するなど、最先端の舗装技術に触れる場を設け、建設業の魅力をPRした。
 今回の試みは、ICT舗装の現場を地元高校生に見てもらいたいという思いから学校関係者に相談し実現した。日程などの関係で現場見学は断念したものの、授業の一部として実習を行った。こういう形で出前授業を行うのは同社でも初めての試みという。
 座学では、同社が受注した国道2号舟入地区他舗装補修工事(中国地方整備局広島国道事務所発注)を紹介した。現場代理人の井上陽輔氏、監理技術者の兒玉健太郎氏が講師として工事着手から完成までの手順や採用した切削オーバーレイ工の概要を説明した。また、昨年度に東亜道路工業に入社し、今回の現場にも従事した同校卒業生の吉田有希さんが社会人1年生として現場に携わった気持ちを後輩に伝えた。
 校内の敷地には、ドローン体験、FWD(舗装構造評価装置)試験・実演、排水性舗装と密粒度舗装の比較説明、東亜道路工業の製品紹介、製品を使った舗装の補修体験、舗装機械の説明(実機展示)の6つのブースが設けられ、体験型の実習を行った。生徒たちはドローン操作や損傷した舗装の補修などに悪戦苦闘しながらも最先端の舗装技術に触れ、充実した1日を過ごした。
 監理技術者の兒玉氏は「技術者として育っていく工業高校の皆さんに、わが社が専門とする道路舗装について知っていただき、小規模メンテナンスの体験などを通じて関心を持ってもらいたい。道路業界の魅力を少しでも感じてもらい、将来の進路選択の参考にしてほしい」と話した。

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